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皆さんぱんにちは! 三度の飯より三度のパン、パン好きライターのそう子です。 今日ご紹介するのは、渋谷の路地裏にお店を構える、「SHIBUichi BAKERY」さん! 渋谷駅から5分ほど歩いた、キャットストリートの入り口にある看板には、「この先30m」の文字が。おいしいパンまであと30m、走るしかありません……!
ダッシュで進んだ先に見えてきたのは、鮮やかなブルーが輝く、ガラス張りのお店。朝一番からたくさんの種類のパンがずらーっと並んでいる様子を見て、私の胃が急に高鳴り始めました。
いざ店内に入ると、すぐそこでパンを作っている店員さんの姿が。正真正銘「焼き立て」のパンたちが、次々に店頭に並びます。
「なんだかおいしい匂いがする」と振り返ると、そこには目にも麗しいパンの数々!優柔不断はたまにキズですが、パン選びで悩む時間は、もはや幸せな優柔不断だと信じています。
最初に目に付いたのは、「特製!和牛カレーパン」(280円)。実は「SHIBUichi BAKERY」さんは、レストランを展開している会社が運営されているのですが、この商品は銀座にある「RESTAURANT DAZZLE」のシェフが作ったものなんだとか。 レストランの業態が増える中で、より商品開発の幅も広がり、多種多様なパンが生まれるようになったそうです。このカレーパンもその1つ。
次に見えてきたのは、きらっきらのフルーツデニッシュ(367円~)! どのデニッシュも「私を見て!」と言ってきているようで、どれか1つだなんて選べない……。でも、どれを選んだって絶対にハズレなし! 旬の素材を生かしたパン作りをされているのも、「SHIBUichi BAKERY」さんの魅力的なところ。デニッシュに使うフルーツも定期的に入れ替わっていて、伺うたびに新しいパンに出会えます。
皆大好きドーナツ(205円~)だってもちろんあります。「SHIBUichi BAKERY」さんのドーナツは、想像以上にザクザクで食べ応えがあり、毎回買っていくファンも多いんだとか。
冷蔵コーナーにはサンドイッチが。野菜もたんぱく質もしっかり摂りたい時に、ぴったり。ちなみに私は、たまごサンド(367円)とフライドチキンサンド(432円)をよく買うのですが、どちらもパンがふんわり柔らかくて、とっても食べやすいんです。
パンだけでなく、本日のスープ(320円)や、パンによく合うカフェラテ(320円~)も用意してくれているので、喉を潤すのにも困りません!
まず1人目は、「ゴールデン・パインのデニッシュ」(432円)。形が崩れないように、透明な容器に入れてくださいました。まさに箱入り娘!
パカっとオープン!
てのひらサイズのデニッシュ生地に、角切りのパインがごろごろとてんこ盛り。一口食べれば、きゅんとするようなフルーツの甘酸っぱさに、リッチなバターの風味が重なって、これぞ至福……! 朝ごはんからこんな贅沢なデニッシュを食べられたら、良い1日になるに決まっています。
2人目は、先ほどご紹介したカレーパン! まん丸のかわいらしいルックスとは裏腹に、しっかりと重量を感じます。
家に持ち帰って、トースターで温めると、おいしさ倍増ですが、今日は我慢できずにその場でパクり。 ゴツゴツの衣の中から出てきたのは、和牛を存分に使ったスパイシーなカレー。ホロホロと柔らかく煮込まれた和牛のうまみが、パンの甘さとあいまって、口の中で一体になります。
最後は「とろけるクリームパン」(291円)。パーンとふくらんだ艶やかな表面が、美人さんです。
見てください、この溢れ出る滑らかなクリーム……! カスタードと生クリームを1対1の割合で混ぜているそうで、シュークリームでもホイップとカスタードのダブルが好きな私にとっては、「待ってました!」という感じ。 とろりんとした真っ白なクリームは、「食べる」というより「飲む」に近い食感。食欲がない日でも、このクリームパンをはむっと頬張れば生き返るレベルで、口福度最上級のクリームです。
お店の外にはベンチがあるので、私のような食いしん坊の方は、買ってすぐに食べることも可能。 今後は、米粉を使ったヘルシーなパンや、国産小麦を使用したドーナツなど、体に優しい商品ラインナップも増やしていく予定なんだそう。 朝8時からオープンしているので、渋谷で朝からパンの幸せに埋れたい時は、是非行ってみてほしい1軒です!
2022年5月30日掲載