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カレー激戦区と言われる浜松町。このエリアに、先日新たなカレー屋が誕生しました。なんでも一般的なカレー屋にはない「パラーター」なるメニューも提供しているとのこと。パラーターってなに!? 気になったので早速お店を訪れてみました!
「スパイス研究所MAD CHEFs 浜松町本店」は浜松町駅南口から徒歩1分ほどの場所にあるお店で、7月1日にオープン。「MAD」なんて店名に付けるとはなんともパンクなお店に思いますが、オーナーのカラルさんによると「料理、お客様、スタッフ、お店のすべてを狂うほど愛していく」という思いが込められているそうです。
店内は広々としており、清潔感があってキレイ。2階もあります。インド人やネパール人の方がやっているインド料理屋さんというと、少し入りづらい雰囲気があるお店もありますが、ここは内装もキレイで日本人スタッフもいるので安心感がありますね。
店内の装飾品は、現地のインドで買い付けてきたものだそうです。一つ一つデザインの異なるランプがとても華やか!
思わず写真に撮りたくなるグラフィックアートもありました。
ということで早速カレーをいただきます。ランチメニューはカレーを1種か2種か、5段階の辛さ、ナンかライスか、トッピングを7種類から3種類、ドリンクと、自分好みの組み合わせを選ぶことができます。
カレーはマトンカレー、チキンカレー、シーフードカレー、バターチキンカレー、キーマカレー、さらに週替わりのMADカレーと常時6種類が展開されています。辛さ2をいただきましたが、結構辛い! ただ長時間煮込んでいるとのことで、かなりまったりとした濃厚な味わいです。本格的なカレーが好きな人にはおすすめ。
チーズナンはチェダーチーズとモッツァレラチーズの2種類がたっぷりと入っていてかなりボリューム満点! チーズのコクが味わえますが、ギトギトした油っぽさがないので食べやすいです。カレーにつけなくてもこれだけでもすごく美味しい…!
いろいろなものをちょっとずつ食べたい人に嬉しいのが、7種類のトッピングから3種類が選べる点です。サラダ、クチュンバー、ポテトサラダ、ポテトチップス、ゆで卵、アルアチャ、バーバドというラインナップ。
アルアチャは焼いた唐辛子をマサラに漬け込んだものとジャガイモを合わせて炒めたもの。ピリ辛で香ばしい唐辛子がホクホクのジャガイモと相まって美味しい! カレーの辛さとはまた違ったスパイシーさが楽しめます。
クチュンバーはインドの一般的なサラダ。こちらではにんじんやキュウリ、パプリカなどをピクルスのようにさっぱりとした酢漬けにしています。口休めにピッタリです。
筆者が感動したのはこの黒胡麻ナン。ナンに黒胡麻をまぶしてから焼いているそうです。たっぷりの黒胡麻の香ばしさのインパクトがすごい! ほのかな甘さもあるので、このままでも十分楽しめました。この黒胡麻ナンとラッシーでティータイムしてもよさそう。
そしてこちらが気になっていたパラーターです。お店では「ポケットピザ」というメニュー名になっていました。パラーターとはチャパティの生地をのばし、ギーを塗り、折り畳むことを繰り返してギーを層状に練り込み、薄くのばして焼いたもの。中身はたっぷりのチーズと野菜、鶏もも肉が入っています。
現地インドではレストランなどに置いてあるパラーター。チャパティはナンとは違って薄い生地で、サクサクとした食感が特徴です。中からとろけるチーズも絶品! こちらではチキンティカやシーフードなどさまざまな具材を入れたポケットピザを食べることができますよ。
ラッシー好きにぜひ頼んでもらいたいのがこの「濃厚スペシャルラッシー」。超ビッグサイズのラッシーで、緑色をしていますが抹茶味ではありません。中に使われているのは、なんとアボカド! アボカドとラッシーを混ぜ合わせ、アーモンドとピスタチオをトッピングしています。飲んでみると、味はまるでメロン! ピスタチオの風味も感じられて何とも不思議な味です。この味は体験してみる価値あり。
バラエティに富んだメニューを展開している「スパイス研究所MAD CHEFs 浜松町本店」。今後はフランチャイズ展開も考えているそうです。みなさんも近くに寄った際には、足を運んでみてはいかがでしょう。
2021年8月17日掲載