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    volume 16488
  •     町田音楽史の1ページ...『West vox』閉店のお知らせ。
    町田音楽史の1ページ...『West vox』閉店のお知らせ。
    町田West vox
  •     鼻毛の森

    鼻毛の森です。
    シンガーとして(残念な現実に焦点を当てた)ソングを作ったりするライターです。
    さて…5月末某日、この日の私は東京と言えば東京…小田急線にたっぷりと揺られ、「町田駅」へと降り立ちました。
    ということは…ここは町田市です!※当たり前です。

  •     鼻毛の森

    週末の活気で賑わう駅界隈からおよそ徒歩10分…テナントビルの地下に設置された重い扉に手をかける記者(鼻毛)。
    怪しい恰好をしているので誤解されるかもですが「金庫」ではありません。この扉が重いのは「防音」だから…なのです!

  •     鼻毛の森

    そう、この扉の主は“ライブハウス”。
    2001年からこの場所で16年、「地元音楽シーンを盛り上げる」という大義を掲げ続け、実際に多くの有名ミュージシャンがステージに立ち、一方で多くの地元ミュージシャンが音楽業界ど真ん中へと巣立っていった“育成型ライブハウス”『町田West vox』が今回の目的地です。
    実はこちら、今年6月末をもっての「閉店」を宣言しておりまして…。
    なんせ僕でさえもいくつかの思い出や思い入れを抱くライブハウス、これは取材という名目でご挨拶に伺わねば!と思い至ったわけです。

  •     鼻毛の森

    「また行きますね!」なんて言いながら2年が経過…絶妙な不義理も「取材」という「仕事」なら割り切れるものです。
    なので当然、手土産もございません。
    この日は閉店が決まってから続々決定した“ゆかりのミュージシャン”による「さよなら」ライブの一企画が開催されるとのことで、着々と開店準備が進んでいます。

  •     鼻毛の森

    近年は、演奏環境“も”備えたカフェ的なライブ空間が増えていますが、こちらはゴリゴリの「ザ・ライブハウス」。
    爆音にも対応する超本格音響システム、ステージだけが映えるようブラックアウトされた密室的な空間…この環境こそが、ミュージシャンの目標であり誇りだったりするのです。

  •     鼻毛の森

    なので、マイクチェックを兼ねて(勝手に)立ってみました!
    僕もミュージシャンとしての誇りを取り戻しましたよ!
    普段は(歌詞的に)疎外されているので…まさに「ほこり(埃)」繋がり!(うまい?)

  •     鼻毛の森

    カウンターでのアルコール(※20歳以上)オーダー…これもライブハウスの醍醐味。
    ステージを終えたミュージシャンたちの多くがここで乾杯を交わしました。

  •     鼻毛の森

    そんなカウンターサイドを見つめるのは、『町田West vox』オーナーの西健志さんです。
    レコードレーベルでのプロデューサーを経て、同ライブハウスの経営に乗り出したザ・音楽業界人。
    ラジオ番組など「音」に関するコンテンツ制作の他、インディーズレーベルとしても機能する『町田West vox』…その閉店については、「音楽業界そのものの景気が理由?」など様々な憶測が飛び交うものの、特に多くは語りません。
    「今日来てくれるミュージシャンたちを歓迎する」…ただただおだやかなオーラを放っています。

  •     鼻毛の森

    午後4時の開場を経て、いよいよステージが始まりました。
    この日の出演は7組(の予定)で、“10年以上前に行われたオムニバスイベントの再現”なのだとかと。
    全国各地から集結した共演者の同窓会的空気感も漂う中、一組目から“本気”のバンドサウンドが鳴り響きます。
    ※演奏は「浜田伊織」(バンド)

  •     鼻毛の森

    2組目に登場したのは、『West vox』の“顔”、古屋かおりさん。
    1995年デビューのシンガー活動と並行してきたライブハウススタッフ…2つの顔で「大切な場所」の歴史を見守り続けてきたそうです。記者(鼻毛)がに20年前に失ったであろう透明感…歌声ももちろん、深みのあるMCにも癒されます。
    「この場所がなくなっても…」丁寧に繋ぐ優しく、前向きな言葉に「さよならライブ」の寂しさも薄らいでいくようです。

  •     鼻毛の森

    サポートは、そんな彼女のシンガーとしての成長もずっとそばで見守り続けてきた、オーナーの西さん。
    ステージでも多くを語らず、美しいギターの音色で愛弟子のステージを盛り立てます。

  •     鼻毛の森

    この日の出演者は本当にジャンルレス。
    ギターを忘れてまで静岡県から駆け付けたプロシンガーソングライターの「山作戦」氏は、男気溢れる真っすぐな歌と演奏で恩人・西さんへの感謝の思いをぶつけます。ちなみに、鼻毛の森(記者)は変化球しか投げられないのでただただ嫉妬してしまいます。

  •     鼻毛の森

    ステージもオオトリ(主催者のプロシンガー・「旅流総一郎」氏)へと向かう頃、突然ステージ脇でマイクを手にした西さん。
    その表情は笑顔で既に“感無量”…どれだけ深く、重い言葉が飛び出すのかと思ったら。

    「いやね、今夜は本当にすごい歌い手ばっかり集まってくれて嬉しいよ!これもね。歌が●●な●●みたいな●●重視のジャンルはやってこなかったからだよね!あ、だから閉めなくちゃいけなくなるんだけどね(笑)」…以下略

  •     鼻毛の森

    めっちゃ…喋ってる。(むしろ言い過ぎ?)

  •     鼻毛の森

    様々なアクセントもまみえながらの「さよならイベント」は、5時間という長丁場もあっという間。
    ラストステージを終えた後は、西さん自前の「打ち上げ」料理が振舞われていました。
    ああ、商売っ気がなさすぎる…、もう、ちょっと休んだらすぐ再開してくださいね!

  •     鼻毛の森

    『町田West vox』は6月末までの営業で、「さよならイベント」ラッシュもいよいよラストラン!
    なにかしらの思い入れがある方、知ってたけど入る機会がなかったという方、知らなかったけど行ってみたくなった方…泣いても笑っても、あと少しで閉店ですよ!「いけたらいくよ」なんて言ってる間に、7月になっちゃいますからご注意くださいね。
    ちなみに、そんなタイトルの新曲を絶賛レコーディング中の僕(鼻毛)ですが、まだCD化は確定してないので、既に発売済みの理想論撲滅ソング集「GRAY-TASTE FITS」をお求めください。これは…当分、なくならないですけどね!

INFORMATION

PLACE町田West vox

町田West vox
住所: 東京都 町田市 森野 1-8-1 MOAビル B1
営業時間: イベントによる
定休日: イベントによる
TEL: 042-710-7282
HP: https://westvox.wixsite.com/westfleet
備考:

2017年6月14日配信

PERSON鼻毛の森

鼻毛の森
「残念な現実」を歌詞に綴った"アウトレットJ-POP"を世に送る「脱理想論」特化型シンガーソングライター。
「誰でもよかっただから君でもよかった」「幸せだと思うことにするよ」「だから言ったのに」..."現実的過ぎる"表題・歌詞に"王道すぎる"メロディ・サウンドを重ねた意図的な違和感が秀逸と話題に。
CX「アウト×デラックス」などあらゆるメディアを通じて「プチ炎上」による拡散を続ける傍ら、業界内で高く評価される「言葉の妙」を活かし、ラジオパーソナリティ、司会者、コラムニスト、フリーライターとしても活躍中。
北陸新幹線開業で潤う石川県金沢市在住だが、その恩恵は直接受けていない。