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    volume 15550
  •     全国レベルの
    全国レベルの"神対応"を一挙見してきた件。
    ホテル メルパルク東京
  •     鼻毛の森

    理想論撲滅分野では日本一の(シンガーソング)ライター鼻毛の森です。
    浜松町に降り立ち徒歩数分、『メルパルク東京』にやってきました。
    3月15日、平日の真昼間に「日本一」の称号を手に入れるであろう誰かを見届けるために。

  •     鼻毛の森

    お目当ての催しは「S1(エスワン)サーバーグランプリ」。

    全国からエントリーした飲食店のサーバー(=スタッフ)の中から、日本一優秀な人材を選出する、業界で誉れ高き12年目の大会です。
    北海道、中国、四国、北信越、関東、関西、東北、東海、九州、沖縄…まる1年がかりの1次審査、2次審査、地区ブロック大会を通過したファイナリスト12名が、磨き抜かれた接客技術を実演で競う舞台がこの『メルパルク東京』ホールなのです。
    全国大会だけあって、ファイナリストにはそれぞれファンも多いのでしょう。各地から駆け付けた観衆の熱気が半端ないです。
    この日はちょっぴり肌寒かったのですが、もはや空調いらず!

  •     鼻毛の森

    ホール入り口前出店ブースも大盛況。
    全国大会らしく、各ブロックのご当地紹介や名産品販売でもされているのかしら…と人波を掻き分けてみると…ブースでフィーチャーされているのは「人」のみ。
    装飾された等身大パネルの数々…あ、もしかして、今日のファイナリスト?

  •     鼻毛の森

    そうなんです。
    ファイナリスト12名の中から、たった一人の最優秀サーバーが決定するこの日。
    店単位を超えて、もはや地域ブロックの期待を一身に受けたサーバーたちが、最後の「一般投票」呼びかけに奔走…地元応援団もかけつけ、もはや総選挙です。

  •     鼻毛の森

    「もはや決勝まで来たらみんな優秀。勝ち負けではないんですよ。最優秀以外の11人は全員優秀賞と位置付けます。反省点などはそれぞれが持ち帰るでしょうが、それは個性でもありますから優劣はつけないのが大前提です。是非、純粋に見て楽しんでいってください!」
    とは「S1サーバーグランプリ」を主宰するNPO法人『繁盛店への道』理事の大野章夫さんの言葉です。

  •     鼻毛の森

    ホールの中に進むと約2000人収容のホールは2階席までぎっしり。
    巨大スクリーンで演出されるド派手なオープニングはまるで格闘技イベントの様相。
    あの…理事、本当に勝ち負けじゃないんですよね(笑)

  •     鼻毛の森

    百戦錬磨の司会者による緩急織り交ぜたトークにも引き込まれ、観衆は晴れ舞台に立つファイナリストたちの一挙手一投足を固唾をのんで見守ります。

  •     鼻毛の森

    腕前拝見?の「クイック審査」を終え、後半、ステージはいよいよ「最終審査」へ。
    5分間の即興お客様対応(ロールプレイング)と、その流れからのフリースピーチをダブルで査定。
    平等な配点を徹底した審査員票と来場者の直接投票を経て、2017年ナンバーワンサーバーのグランプリが決定します。
    ちなみに即興お客様対応(ロールプレイング)は、3つのお題からの選択式。ファイナリストはそれぞれ外の情報を遮断されているため、直前までその流れを何一つ知らないそうです。ずいぶん不安だなそりゃ。

  •     鼻毛の森

    この日のシチュエーション、選択肢は
    ①クレーム
    ②お客様同士のトラブル
    ③無理難題
    即興にも関わらず、ファイナリストたちは見事な立ち振る舞いで「難関」に対応していきます。

  •     鼻毛の森

    僕おススメの選択肢、「困る」、「キレる」、「無視する」は誰も使用しません。
    ※全国大会なので当たり前です。

  •     鼻毛の森

    即興お客様対応(ロールプレイング)審査のあとは、それぞれの思いをステージからぶつけるフリースピーチ審査。
    若手サーバーは主に、「仕事への情熱」や「業界の未来への希望」、「育ててくれた両親への感謝」を熱く語ります。

  •     鼻毛の森

    ええ子やのう。うちの娘もああだったらなあ。
    ※ちなみに当方、娘はおりません。

  •     鼻毛の森

    一方、仕事への義務感を背負うベテランサーバーは、「働くかっこいい親父の背中を見せたい!」と優しく息子に語りかけます。

  •     鼻毛の森

    やばい、年齢差的にこっちに共感してしまう。
    ※ちなみに当方、息子もおりません。

  •     鼻毛の森

    12人の「全力」をたっぷりと堪能した後は休憩。で、投票開始。
    一般参加者はひとりにつき1番に1票、2番に1票、合計2票ずつを投じます。
    このくだりは、全員が苦悩の様相。接戦であったことを証明しますね。

  •     鼻毛の森

    開票の結果!2017年の優勝は関東地区代表『九州熱中屋 上野LIVE』スタッフ、園田玲花さんに決定!!!
    接客の実力や立ち振る舞いもさることながら、スピーチの内容や大応援団の後押しに見る「愛」の深さが印象的だった彼女。
    文句なしの最優秀賞、いや、誰がなっても文句なし!
    もう、この際、12人の店を全部巡って、思いっきりクレーム言いたい!嘘ですよもちろん。

  •     鼻毛の森

    お客はそれぞれ、サーバーもそれぞれ…対・ヒトであるサービスに正解はないのかもしれません。
    しかし、自分自身の立ち振る舞いに、客観的かつ真剣に向き合う機会もまたありそうでありません。
    競技にもかかわらず、最後に会場全体が惜しみない拍手で包まれたのは、12人の優秀で人間的な接客応対に触れ、来場者それぞれの正解を発見した喜びが大きかったからではないでしょうか。

    そう、むしろ最優秀は全員、つまり「誰でもよかった」のです。

    で、そんなメッセージに近いタイトル曲「誰でもよかっただから君でもよかった」は、現在大好評発売中の私めのメジャーベスト盤『GRAY-TASTE FITS』に収録となっておりますので、是非ご確認ください。なんでしたらエンドソングにいかがですか?逢いに行きますけど(嘘)

INFORMATION

PLACEホテル メルパルク東京

ホテル メルパルク東京
住所: 東京都港区芝公園2-5-20
開催日: 2017年3月15日(水)
開催時間: 終了
営業時間:
定休日:
TEL:
HP: http://www.mielparque.jp/tokyo/
備考:

S1サーバーグランプリ/NPO法人繁盛店への道


2017年3月28日配信

PERSON鼻毛の森

鼻毛の森
「残念な現実」を歌詞に綴った"アウトレットJ-POP"を世に送る「脱理想論」特化型シンガーソングライター。
「誰でもよかっただから君でもよかった」「幸せだと思うことにするよ」「だから言ったのに」..."現実的過ぎる"表題・歌詞に"王道すぎる"メロディ・サウンドを重ねた意図的な違和感が秀逸と話題に。
CX「アウト×デラックス」などあらゆるメディアを通じて「プチ炎上」による拡散を続ける傍ら、業界内で高く評価される「言葉の妙」を活かし、ラジオパーソナリティ、司会者、コラムニスト、フリーライターとしても活躍中。
北陸新幹線開業で潤う石川県金沢市在住だが、その恩恵は直接受けていない。