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    volume 13919
  • アクアライントンネルで火災事故が起きても安心!非常通路をレポ
    アクアライントンネルで火災事故が起きても安心!非常通路をレポ
    海ほたるPA
  • 手塚

    東京湾に浮かぶ「海ほたるパーキングエリア」(以後、海ほたる)に今回キタコレ!編集部はやってきています。海ほたるは、1997年に完成した東京湾アクアライン上にあるパーキングエリアであり、人工島。言い換えるならば、東京湾に浮かぶ要塞。
    「いや〜超楽しいなぁ!!」それもそのはず。眺めれば絶景、記念撮影もできる謎の魚のオブジェに足湯にも浸かれちゃうんですから。そりゃソフトクリームも二刀流になりますよね。

  • 手塚

    が、しかし!!!
    もしも、こんな孤島や東京湾アクアライントンネル内で火災事故に巻き込まれてしまったら、どうなってしまうのだろう……。

  • 手塚

    「安心してください!」そう言って登場したのは、アクアラインの管理及び運営を行うNEXCO東日本の武田さん。
    武田さん:実は、浮島—海ほたる間で、東京湾の地下を通る「東京湾アクアラインアクアトンネル」の下には、万が一の事故に備えた非常用通路があり、いざという時にも安全なんです。
    とはいえ、聞いただけでは安心できないのがキタコレ!編集部。是が非でもその安全性を直接確認させてほしいと交渉すると、今回特別にOKを頂くことに成功。ということで、今回は海ほたるの「防災」についてキタコレポートしていきます。

  • 手塚

    非常用通路へ向かうための入口に到着すると、奥に真っ暗な空間が広がっているのがわかります。まるで洞窟探検のようです。

  • 手塚

    進んでいくと重厚なドアがあり、開けると中から風が吹いてきます。というのは、ドアの向こう側にある空間の中の気圧を高くしているからだそうで、万が一、海ほたるやトンネル内で火災などが起きても、煙が非常用通路へ入らないようにするためなんだとか! なので、気圧を維持するため、入ってきたドアを一枚一枚閉めてから次のドアを開けるのがルールになっています。

  • 手塚

    キタコレ!編集部も「キメ顔」で中に入っていきます。重厚なドアを4つ潜り抜けて徐々に奥へと進んでいき、上り線の非常用通路へと向かっていきます。

  • 手塚

    上り線の非常用通路に到着すると、そこはまっすぐに続く長ーーーいトンネル。蛍光灯で明るくなっているにも関わらず、トンネルの終わりがまったく見えません。
    キタコレ!編集部:もし、こんなところに一人で来たら、ちびっちゃいそう……。

  • 手塚

    さて、かなり深いところまでやってきました。まさか自分がこんな地下にいるとは正直驚きです。ちなみに、アクアトンネルは全長9.5キロあり、非常用通路は、冒頭でご紹介した「海ほたる」、風の塔と呼ばれるアクアトンネル内の換気塔の役割を担う「人工島」、「浮島」の3つが出口としてあり、そこから地上へ上れるようになっています。

  • 手塚

    非常用通路には、写真右下のような空間が上り線だけでも300メートル間隔で33カ所あり、上下線合わせて66カ所も整備されています。この1カ所ごとにさまざまなものが設置されているので、1つ1つ紹介していきます。

  • 手塚

    まずこちらが、アクアトンネル内で事故や火災などの災害に巻き込まれた際に使われる、非常用通路へ入るための「滑り台」です。なぜ滑り台かというと、スピーディーかつ、人を押したりすることで起こる二次災害を防止するためなんだとか! ちなみに滑り心地は比較的良いといったところです。

  • 手塚

    次に紹介するのは、「非常電話」です。多くの方が高速道路などで目撃したことがあるかもしれないですね。しかし、存在は知っているものの、実際に使った人は少ないのではないでしょうか。

  • 手塚

    非常電話の中を見てみると、あれっと思うほどシンプルな作りになっています。
    武田さん:受話器を取るだけで道路管制センターにつながるようになっているんです。どの路線のどこの非常電話から連絡がはいったか道路管制センターで把握できるため、利用者は事故や故障の状態・負傷者の有無など状況だけを伝えれば大丈夫なんです。また、会話の不自由な方が使用する場合や慌ててしまって話せない場合でも、故障・事故・救急・火災の状況を表示したボタンが設置されているので、該当するボタンを押していただければ、あとは道路管制センターが対応してくれます。

  • 手塚

    最後に紹介するのは、こちらの「消防用パイプ」です。万が一、トンネル内で事故や火災などが起きた場合に使われる消防用の「水」(太いパイプ)と、「泡消火薬剤」(細いパイプ)の2つを供給できるようになっています。ちなみに水は水道局から供給されていて海水ではなく、淡水なんだそうで す。

  • 手塚

    こちらがトンネル内で火災が起きた際に出動する消防用の車両です。非常用通路の大きさの都合上、通常の消防車が通行できないため、アクアトンネル用の特別仕様で製作されたものとなっています。トンネルをもっと大きくすれば良かったじゃないか!と感じる方もいらっしゃるかとは思いますが、トンネルの直径を少しでも大きくすると膨大なコストが掛かってしまうため、消防車を新たに設計した方が断然低コストなんだそうです。

  • 手塚

    地上に戻ってきました。ここ海ほたる1階には「うみめがね」という入場無料の技術資料館があります。

  • 手塚

    館内では、東京湾アクアラインの歴史や建設方法、非常用通路などを学べたりできます。知名度がそこまで高くない場所かもしれませんが、海ほたるへ足を運ぶ際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

  • 手塚

    ちなみに、現在公開中の映画『シン・ゴジラ』のロケが海ほたるで行われたことを記念し、6月25日~10月31日の間、「シン・ゴジラ×海ほたるキャンペーン」を行っており、シン・ゴジラの3Dアートや実寸大足跡など、海ほたるでしか見られない楽しい企画が満載です。

  • 手塚

    ご覧ください。安心のあまり、ここまで変化したキタコレ!編集部の表情を。 ちなみに東京湾アクアラインは来年で20周年を迎えます。ぜひ、そんな安心安全な海ほたるへ足を運んでいただき、最高なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。