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    volume 13908
  • 「東京消防庁本所防災館」で災害体験してわかったこと
    「東京消防庁本所防災館」で災害体験してわかったこと
    東京消防庁本所防災館
  • 小波津

    地震や台風といった天災に見舞われることの多い我が国ですが、みなさんは防災や減災対策など何かしていることはありますか? 今回、キタコレ!編集部は去る9月1日が防災の日だったということもあり、墨田区にある防災施設「東京消防庁本所防災館」にやってきました。

  • 小波津

    東京消防庁本所防災館は、「模擬災害を体験しながら学び、もしもの時の防災行動力を身につける」ために1995年4月27日に作られた施設。ここでは毎日、模擬災害が体験できる「防災体験ツアー」が開催されており、4つの体験ができる「基本コース」(1時間50分)と2つの体験ができる「ショートコース」(1時間10分)のどちらかを選択することができます。今回キタコレ!編集部は「基本コース」に参加してきました。

  • 小波津

    まず最初に、防災シアターで地震に関する映像を鑑賞。その後、模擬災害体験がスタートし「地震体験コーナー」に向かいます。こちらでは、最大で「震度7」(年齢制限あり)を体験することができます。全国的にも珍しく、縦揺れと横揺れの両方が再現できる装置があり、多くの種類の「地震」を体験することができるそうですよ。

  • 小波津

    このコーナーでは、2011年に起きた「東日本大震災」と同じ揺れを体験しました。記者はその場に立っていることができず、テーブルの脚の部分につかまるのがやっとでした。よく学校で「地震の時には机の下に隠れるように」と教えられますが、机の脚につかまっていないと外へ投げ出されてしまいそうでした。つかまっているのにもかなりの力が必要で、その地震の揺れの大きさを身を持って感じることができました。

  • 小波津

    続いて「消火体験コーナー」にやって来ました。こちらでは、正しい消火器の使い方を学べ、消火体験もできます。消火器といえば、私たちの身近にもありますが、使い方や持ち方など意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

  • 小波津

    「火事だー!!」という叫び声を合図に消火体験は始まります。最初は少し恥ずかしい気持ちもありましたが、インストラクターの亀田さんの威勢に押され、最後にはおもいっきり叫ぶことができました。周りの人に知らせるという意味で大きな声で叫ぶことは重要なんだとか。

  • 小波津

    実際に消火器を持ってみるとかなり重たく、火種に向かって狙いを定めるのはかなり難しかったです。使う機会の少ない消火器だからこそ、正しい使い方を知ることが大切なんだということを身を持って知ることができました。

  • 小波津

    「暴風雨体験コーナー」では、風速30メートルほどの暴風と大雨を体験することができます。取材当日は東京都に「取水制限」がかかっていたため、暴風のみの体験でした。記者が身に着けているものは、暴風雨の体験時に着用する雨具です。

  • 小波津

    風速30メートルもの風は想像以上に強烈で、それを正面から受けると息ができなくなりました。立っているのがやっとで、歩くことはできそうにありませんでした。

  • 小波津

    最後に「煙体験コーナー」をご紹介します。こちらでは、煙が人体に及ぼす危険性や、火災が起きた際に煙からどう逃げるかなどについて学ぶことができます。火災の際、死因として大きく挙げられるのが、煙を吸い込んだことによる一酸化炭素中毒もしくはやけどとのこと。この場合のやけどとは、煙を吸い込んだことによって気管などがやけどを負うこと。呼吸が難しくなり、ひどい場合は死に至るんだそうです。火災が発生した際に一番恐ろしいといえるのが「煙」かもしれません。

  • 小波津

    このコーナーでは、煙がどのように動くか知ることができます。煙は上に上がるので、火災の際は態勢を低くして気道をしっかり確保しながら進むのが大切です。この態勢はかなりつらく、歩くのが大変でした。

  • 小波津

    以上の4つで、体験コーナーは終了です。記者が全体を通して学んだことは、災害対策は知識としてただ知っているだけではダメで、体験してわかることの方が大きかったということでした。体験することで防災意識も変わり、いざ災害が起こった時の行動に活かせると思いました。

  • 小波津

    天災からはどうしても避けられない国に住んでいる私たちですが、だからこそ模擬災害体験が大変重要だと知った今回の取材。この機会にぜひ「東京消防庁本所防災館」に訪れてみるのはいかがでしょうか?